TOUBYOUCHU (08/10/16?〜)


 

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 「ウソだ!」なんて大きな声が上がって 見てみたら大学生風の男ばかり何人かが 池の前に立ち往生。ただの遊園地にある噴水貯水池前だってえのに いったい何があったのだか、なんて思っていたのですが。なんで俺の言ってることがウソだって言うんだよ、俺はっきり見てたのに、お前らだって見てただろ、見てないとか ウソつくなよ、なんて、青春に裏切られたあの日の夕暮れを語るような語調で まくしたてています。

 

「なんでお前らは 俺という友人相手にそんなことを言うんだ。いいか、今さっきのあそこの池、あるだろ。ほら、こっち。だからほら、こっちだってば。来いよ! なんで来ないんだよ! いいから来いよ! 早く」

 

 池の水辺へ歩き出した彼の足首 アオミドリ色した何かが巻き付いて彼の言葉が終わらない内に池の中に引きずり込むのを見たのだけれど、隣で「あれ、見たよね。見たよね」と震える彼女に応えはしないで、とりあえず池から遠ざかるため っていう名目で 彼女の手を引きました。

 


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八月になると非戦を考えます。何もできないですが、やっぱり 戦争はちがうのです。